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  2. 大乗寺仏殿

大乗寺は、13世紀末頃、徹通義介(てっつう ぎかい)というお坊さんを迎え、曹洞宗のお寺として始まりました。

大乗寺仏殿(ぶつでん)は、1706年竣工。1983年に国の重要文化財に登録されました。

仏殿の屋根は入母屋造(いりもやづくり)という伝統的な形で作られており、現在、屋根全体は木の薄板を重ねた杮(こけら)葺きで覆われています。

祭壇上には3体の仏像が安置されています。
中央には本尊の釈迦如来(しゃかにょらい)像が祀られています。

悟りに至ったお釈迦様の教えは、世界中の人々の心の支えとなっています。

左右に配置された脇侍仏(わきじぶつ)の文殊菩薩(もんじゅぼさつ)は智慧(ちえ)を司る仏、また普賢菩薩(ふげんぼさつ)は徳や善行を司り、徳を積む大切さを伝えます。

堂内天井に巨大な龍、周囲に多くの霊鳥が描かれています。

現在、大乗寺では参禅会(さんぜんかい)が催され、かつて修行僧が行っていた本格的な坐禅修行が誰でも体験できる場所として開放されています。